「こうしたシチュエーションに対して、どのようにGMは裁量するべきだろうか?」
といった、質問を受けることが良くあります。
確かに、LARPはプレイヤーさんがGMの想定を超えて、多彩な結果や期待をしてくるものです。
また現在は、日本語のLARPのルールも多くはありませんが、いずれは沢山作られていくでしょう。
GMをする際に、「このルールはどう解釈したものか」や「この状況をどう判断したら良いか困った」といった事は、常に悩ましい課題になりますよね。
そこで、『べき論』ではなく、あくまで『楽だよ論』を述べたいと思います。
『各GMの裁量は尊重される』
一緒にLARPを遊ぶ仲間同士において、上記の合意は前提となっていた方が楽だと思います。
LARPでは、GMが一つの場において複数人居るものです。
その時々、その状況に応じて、GMが『こうだ』と裁量したのであれば、その場は『そうなった』として進められた方が良いです。
『GMは、常に最良の選択肢を取り続けなければならない。』といったプレッシャーを与える事は、LARPのプレイ環境において、あまり良い影響を与えないと考えます。
それでも、悩まれるGMへ向けて3つの判断基準順位と公平な裁量をお示しします。
- 『ストーリー展開を破綻させないように裁量を行う』
- 『PCが活躍できるように裁量を行う』
- 『PLに有利な方に裁量を行う』
- 『裁量の結果はNPCにも適用させる』
GMが複数同じ場面に存在し、判断していた事に齟齬が生じていたならば、解決する必要が出てくるかもしれません。
その為にも、『最終的に最も判断を尊重されるGM』が誰かをLARPを行う最初に決めておくと楽です。
CLOSSでは『グランドゲームマスター』と呼称しています。
以上、『GMの裁量についてと「楽だよ論」』について徒然と書き記しましたが、ご笑覧いただければ幸いです。