LARPを準備していて思うのは、
紙とペンとデータと一つのテーブルだけで「異世界へ行ける」TRPGの素晴らしさだ。
勿論、LARPとTRPGの準備の大変さは平易には語れない。
どちらにも違った苦労があるからだ。
しかし、持って行く荷物量の総量は圧倒的にTRPGの方が楽だ(爆)
LARPは、その世界を表現する為の要素の準備がシナリオやNPCとの関連性含め、
(荷物的な意味でも)必然的に多くなる。
GM1人で完結するTRPGとは違い、
複数人がシナリオの進行に関わることから
GMの脳内にシナリオがあればいいというわけでもない。
しかし、何故そんなにも準備が大変なLARPをやるのかと問われれば、
そこにはこれまで経験することができなかった「異世界への没入感」があり
「自分ではない何者かになりながらの自己実現性の獲得」の機会に
浴することができるからに他ならない。
(諸石敏寛)